2015年10月14日水曜日


業務内容

 

1.薪事業

 

①業務用薪ストーブの販売及び薪の販売

私達の取り扱っている業務用薪ストーブは、通常の薪ストーブと異なり、薪の種類を選ばず、1.2mの長さの薪でも燃やす事が可能です。通常使われない杉やひのきの捨てられている部位や雑木等の間伐材を活用する事ができます。通常林業が行われている山では、木を大きく、強くする為の管理として間伐を行いますが、これは木の為だけでなく、大きく育った木の根が地中にしっかりと広がり、山や森を安定させ、土砂災害の防止にも繋がっています。しかし、林業の低迷により採算が合わなくなり、間伐を行わない山林が増えてきています。間伐で伐採された木は木材としての大きさに達しないものも多く、山から運び出しても採算が合わない為、そのまま山に放置される事も珍しくありません。平成24年の夏、私達の住む八女市黒木町に大雨が襲いましたが、この時の水害で間伐遅れによる土砂災害や、切り捨て間伐材が河川に流れ込み、川が氾濫するなど大規模な被害が発生しました。切り捨て間伐材は、建築材としての価値がなくても、エネルギー源として見ると利用価値があり、燃料として使用する事により山林を少しでもきれいにする事が可能です。

 
②家庭用薪ストーブの薪販売

家庭用として樫やクヌギ、椎等の上質な薪を製作、販売しています。
杉やひのき等の山林の中には樫やクヌギ、ナラ、椎などが自生していることがあり、管理の一環として切り捨てられていますが、その大半は山から搬出されずに放置されています。しかし、それらの木は家庭用薪ストーブの薪としては上質で優れた薪になり活用する事ができます。杉、ひのきの伐採による余剰木材は業務用の薪に、同場所の樫やクヌギ等は家庭用の薪にする事で無駄をなくし、より山をきれいに保つことができます。また、黒木には原木しいたけ用にクヌギ、ナラを植林した林や、樫や椎が自生する豊かな自然があり、上質な薪を生産できる適地です。

 
③薪割り体験、薪集めクラブ等ワークショップの開催

私達が林業に携わり、薪を生産、販売してきた中で得られた知識と経験を活かしたワークショップを行います、これから薪ストーブを導入予定の方、すでに薪ストーブを設置されている方、自然に興味のある方達に薪の正しい作り方、使い方を知って頂くと共に、黒木町の自然の触れ、もっと知って頂けたらと思います。



2.山羊事業

 

①除草

山羊による除草を計画しています。
林業では伐採、搬出などが主な仕事となりますが、実は除草も大事な仕事のひとつです。
植林後の除草や林道の管理の為の除草は必ず行う必要があるからです。また、山間地での除草は傾斜地での作業が多く、転落による怪我やハチやマムシ等に襲われるといった危険も伴っています。山羊は元々山岳地帯に住んでいる生き物なので、傾斜に強い足腰と暑さや寒さに強く、病気にもかかりにくい丈夫な体を持っています。また、牛と違い比較的好き嫌いをせずに多くの種類の植物を食べ、成体になると1日に56kgもの草を食べてくれるので、山間部だけでなく河川や空き地等の除草にも効果的です。

 
②山羊乳

山羊のミルク及び加工品の販売を展開していく予定です。
山で除草をしていく上で少ない頭数だとあまり効率が良くないので、繁殖をしていく必要があります。その際、出産した雌山羊からはミルクを取る事が出来ます。山羊乳は海外では比較的ポピュラーで良く飲まれており、牛乳と比べ、吸収も良く、栄養価も高く、更に牛乳に含まれているアレルギーの主な原因となる物質を含まない為(一部のアレルゲンは含む)、牛乳アレルギーの約75%の方が飲むことができます。人間の母乳に最も近く、赤ちゃんや高齢の方、体が衰弱している方にも飲みやすいです。またどの動物でも飲む事のできる唯一のミルクなので、ペットなどにも与える事が可能です。
また、日本では山羊乳を使った製品は珍しいですが、海外では山羊チーズ、ヨーグルト、お菓子や石鹸等は比較的ポピュラーであり、ここ黒木町の地域の特産品として、牛乳アレルギーの人たちが食べる事のできるパンやお菓子、ソフトクリーム等、様々な商品を開発していく事を計画しています。

 
③集客及び地域コミュニティへの貢献

山羊のふれあい牧場を作る予定です。
草を食べさせたり、ミルクを搾ったりして山羊とのふれあいができる場所を作ることにより、地域内外からファミリーやカップルを呼び込むことによって、私達の事業を始め、ここ八女市黒木町を様々な人に知ってもらうことが目的です。また、地域の子供達や親達のコミュニケーションの場として、山羊とふれあえる場所を提供することができます。

 

3.カフェ

 

私達の黒木の山や山羊の活動について、多くの人に知って、触れてもらえるカフェを計画しています。山に囲まれた築200年の元庄屋の古民家で黒木の木でできた薪を使ったかまど料理、山羊乳を使った料理、飲み物等のメニューを通じて、多くの人に私達の活動と黒木町をアピールしていけたらと考えています。




「山の循環の再生」


 

「木っ端」の名前には今まで無駄だと思われ捨てられていた木の端にも活用方法があり、それをビジネスにする事によって山の循環を再生させようという意味が込められています。

黒木町の地域の主な産業のひとつは林業で、古くから木材を切り出し、生活をしてきましたが、現在、林業に携わっている人はかなり減少しています。我が家の家業も林業で、ここ八女市黒木町で先祖代々引き継いできた築200年の家で生活をしていますが、林業を継続していくことがだんだん困難になってきております。木材の価格は林業最盛期の5分の1程まで下がり、木を切り倒しても、搬出して売却する手間を考えると利益が出せなくなったからです。林業の衰退に伴う林業従事者の減少の結果、下記の図に示す循環が維持できなくなってきました。

健全な山林を維持していく為には間伐を行いますが、間伐した木の一部はそのまま山に捨てられている状況です。それを見て私は今の林業のあり方に疑問を感じました。今までは効率化やコストカットの為、お金になる木材だけ搬出し、お金にならないような木材は山に放置されてきましたが、そのお金にならないような木材でも薪にすればエネルギーを生むこともできます。私達の持っている山林資源は使い方次第ではもっと用途拡大に寄与できるものであり、新しい形のビジネスにする事によって、山の循環を取り戻す事ができます。

今私達が持っている自然と資源を活用し、共に生きていくことが私達の事業のテーマです。


 

2015年10月13日火曜日

山羊の小屋を作りました。


山羊の数が増えるに伴い、山での飼育をしていくことになりました。
そのための柵は、以前タケノコのためにワイヤメッシュでイノシシ除けしてある所をそのまま使い、中に小屋を作ることになりました。


まずは、山羊に新しい土地に慣れてもらうため、朝から夕方まで約二週間送り迎えしながら慣れさせました。

最初は慣れない土地にオドオドしてましたが、3日くらいで慣れていきました。


当初、二頭プラス購入を8頭で計画していましたが、購入先の都合もあり6頭になったので、小屋は元の計画のまま20頭まで入れるくらいで進めています。

とにかく資金が有り余っているわけではないので、出来る限り手に入りやすい物で作ることにしました。


山にある捨てられている木、商品にならず捨てられている部分を集めて柱に使います。


これだけの使える木が、場所によっては放置されています。

何かに活用したくて業務用のゴロン太という薪ストーブに活用していくことも考えていますが、ただ捨てるのはやはり勿体無いですよね。



杭を打ち、針金で固定していくだけの作りです。
後半に続きます。

ただいま山羊の購入のためのクラウドファンディング行っています。
ご協力お願いします。




2015年10月3日土曜日

山羊のクラウドファンディングにご協力ください

皆さんに是非ご協力をお願いしたいことがあります。


現在二頭の山羊を飼っていますが、頭数を増やすため購入をします。



5頭の山羊を購入し、長野に引き取りに行くための資金援助を、クラウドファンディングにて行って

いますので、皆さんご協力くださると有り難いです。


また、お知り合いにも広めていただけると有り難いです!

詳しくはreadyforのページをご覧ください。

https://readyfor.jp/projects/yagijyoso_yame