2015年12月8日火曜日

やぎミルクでマフィン作ってみました!

来年の春から取れるやぎミルクを使って何か製品が作れないか模索中です。

大分の木村山羊牧場さんからやぎミルクを分けて頂いたので、マフィンを試作してみました。

せっかくやぎミルクが体に優しく牛乳アレルギーの方たちでも飲める(全員ではないですが)特性があるので、材料にも気を使いました。

油はココナッツオイルと平田産業さんの菜種油、甘味料はてんさい糖とはちみつ、アルミニウムフリーのベーキングパウダーを使用し、バター等の牛乳由来のものは一切使ってません。



八女の紅茶マフィン 



くるみのマフィン 




ブルーベリーマフィン



カラメルバナナマフィン


身近な人たちに食べてもらいましたが、カラメルバナナとくるみのマフィンは特に大好評でした。

近々菓子製造業の許可を取る予定なので、準備が出来次第販売を行っていきたいと思います。

その他にもやぎミルクの卸販売も行う予定ですので、興味のある方はぜひご連絡頂ければ幸いです。

2015年11月28日土曜日

山羊の仲間が増えました!

ご報告が遅くなりましたが、10月下旬に新たに山羊が5頭仲間に加わりました。

今回は長野県佐久市にある牧場さんから購入しました。

自分で引き取りに行ってきましたが、少しでも経費を安くするために往復約2000kmの道のりをぶっ通しで走る強行プランでした。

日曜の夜に高速に乗り夜通し片道約1000kmをノンストップで走り、月曜の朝に長野に着きました。




長野は福岡よりずっと寒く紅葉が綺麗でした。


長野の牧場には100頭ものやぎがいるそうです!
いつか木っ端牧場もそれくらいにしたいものです!


お世話になった牧場の方達とお別れをして


これから八女の新しい家に向かいます!


初めての車で、最初は落ち着かなかった山羊たちですが


しばらく走ってると慣れてきてくつろぎはじめました。

これから約12時間の道のりなので、山羊たちもだいぶ疲れたと思います。

人間は休憩しますが、山羊は車から降ろすわけにはいかないので・・・。


今回は時間もお金もなかったので、一泊もせずに帰ってきたのですが、長野はとても良い所でした。

今度はゆっくりスキーでもしに行きたいですね!

2015年11月25日水曜日

クラウドファウンディング終了しました

遅くなりましたが、クラウドファウンディングが終了しました。

ご協力ありがとうございました。

残念ながら結果は失敗に終わりましたが、いろんな方達から支援やアドバイスを頂く事ができました。

中にはクラウドファウンディングを通さずに資金援助をしてくださる方もいらっしゃいました。

皆様のおかげで無事に雌山羊を5頭追加購入することができました。

来年の春には子山羊たちが産まれる予定です。

山羊のミルクも取れるようになるので、ミルクの卸及び加工販売を行っていく予定ですので、よろしくお願い致します。

本当にありがとうございました。

2015年11月3日火曜日

薪取扱店

花音花夢

















耳納連山の麓、久留米市山本町にあるカフェです。
オーガニック食品や様々な雑貨を取り扱っています。
薪ストーブがあり、炎に当たりながら飲む和紅茶は格別です。

HPはこちら

2015年10月14日水曜日


業務内容

 

1.薪事業

 

①業務用薪ストーブの販売及び薪の販売

私達の取り扱っている業務用薪ストーブは、通常の薪ストーブと異なり、薪の種類を選ばず、1.2mの長さの薪でも燃やす事が可能です。通常使われない杉やひのきの捨てられている部位や雑木等の間伐材を活用する事ができます。通常林業が行われている山では、木を大きく、強くする為の管理として間伐を行いますが、これは木の為だけでなく、大きく育った木の根が地中にしっかりと広がり、山や森を安定させ、土砂災害の防止にも繋がっています。しかし、林業の低迷により採算が合わなくなり、間伐を行わない山林が増えてきています。間伐で伐採された木は木材としての大きさに達しないものも多く、山から運び出しても採算が合わない為、そのまま山に放置される事も珍しくありません。平成24年の夏、私達の住む八女市黒木町に大雨が襲いましたが、この時の水害で間伐遅れによる土砂災害や、切り捨て間伐材が河川に流れ込み、川が氾濫するなど大規模な被害が発生しました。切り捨て間伐材は、建築材としての価値がなくても、エネルギー源として見ると利用価値があり、燃料として使用する事により山林を少しでもきれいにする事が可能です。

 
②家庭用薪ストーブの薪販売

家庭用として樫やクヌギ、椎等の上質な薪を製作、販売しています。
杉やひのき等の山林の中には樫やクヌギ、ナラ、椎などが自生していることがあり、管理の一環として切り捨てられていますが、その大半は山から搬出されずに放置されています。しかし、それらの木は家庭用薪ストーブの薪としては上質で優れた薪になり活用する事ができます。杉、ひのきの伐採による余剰木材は業務用の薪に、同場所の樫やクヌギ等は家庭用の薪にする事で無駄をなくし、より山をきれいに保つことができます。また、黒木には原木しいたけ用にクヌギ、ナラを植林した林や、樫や椎が自生する豊かな自然があり、上質な薪を生産できる適地です。

 
③薪割り体験、薪集めクラブ等ワークショップの開催

私達が林業に携わり、薪を生産、販売してきた中で得られた知識と経験を活かしたワークショップを行います、これから薪ストーブを導入予定の方、すでに薪ストーブを設置されている方、自然に興味のある方達に薪の正しい作り方、使い方を知って頂くと共に、黒木町の自然の触れ、もっと知って頂けたらと思います。



2.山羊事業

 

①除草

山羊による除草を計画しています。
林業では伐採、搬出などが主な仕事となりますが、実は除草も大事な仕事のひとつです。
植林後の除草や林道の管理の為の除草は必ず行う必要があるからです。また、山間地での除草は傾斜地での作業が多く、転落による怪我やハチやマムシ等に襲われるといった危険も伴っています。山羊は元々山岳地帯に住んでいる生き物なので、傾斜に強い足腰と暑さや寒さに強く、病気にもかかりにくい丈夫な体を持っています。また、牛と違い比較的好き嫌いをせずに多くの種類の植物を食べ、成体になると1日に56kgもの草を食べてくれるので、山間部だけでなく河川や空き地等の除草にも効果的です。

 
②山羊乳

山羊のミルク及び加工品の販売を展開していく予定です。
山で除草をしていく上で少ない頭数だとあまり効率が良くないので、繁殖をしていく必要があります。その際、出産した雌山羊からはミルクを取る事が出来ます。山羊乳は海外では比較的ポピュラーで良く飲まれており、牛乳と比べ、吸収も良く、栄養価も高く、更に牛乳に含まれているアレルギーの主な原因となる物質を含まない為(一部のアレルゲンは含む)、牛乳アレルギーの約75%の方が飲むことができます。人間の母乳に最も近く、赤ちゃんや高齢の方、体が衰弱している方にも飲みやすいです。またどの動物でも飲む事のできる唯一のミルクなので、ペットなどにも与える事が可能です。
また、日本では山羊乳を使った製品は珍しいですが、海外では山羊チーズ、ヨーグルト、お菓子や石鹸等は比較的ポピュラーであり、ここ黒木町の地域の特産品として、牛乳アレルギーの人たちが食べる事のできるパンやお菓子、ソフトクリーム等、様々な商品を開発していく事を計画しています。

 
③集客及び地域コミュニティへの貢献

山羊のふれあい牧場を作る予定です。
草を食べさせたり、ミルクを搾ったりして山羊とのふれあいができる場所を作ることにより、地域内外からファミリーやカップルを呼び込むことによって、私達の事業を始め、ここ八女市黒木町を様々な人に知ってもらうことが目的です。また、地域の子供達や親達のコミュニケーションの場として、山羊とふれあえる場所を提供することができます。

 

3.カフェ

 

私達の黒木の山や山羊の活動について、多くの人に知って、触れてもらえるカフェを計画しています。山に囲まれた築200年の元庄屋の古民家で黒木の木でできた薪を使ったかまど料理、山羊乳を使った料理、飲み物等のメニューを通じて、多くの人に私達の活動と黒木町をアピールしていけたらと考えています。




「山の循環の再生」


 

「木っ端」の名前には今まで無駄だと思われ捨てられていた木の端にも活用方法があり、それをビジネスにする事によって山の循環を再生させようという意味が込められています。

黒木町の地域の主な産業のひとつは林業で、古くから木材を切り出し、生活をしてきましたが、現在、林業に携わっている人はかなり減少しています。我が家の家業も林業で、ここ八女市黒木町で先祖代々引き継いできた築200年の家で生活をしていますが、林業を継続していくことがだんだん困難になってきております。木材の価格は林業最盛期の5分の1程まで下がり、木を切り倒しても、搬出して売却する手間を考えると利益が出せなくなったからです。林業の衰退に伴う林業従事者の減少の結果、下記の図に示す循環が維持できなくなってきました。

健全な山林を維持していく為には間伐を行いますが、間伐した木の一部はそのまま山に捨てられている状況です。それを見て私は今の林業のあり方に疑問を感じました。今までは効率化やコストカットの為、お金になる木材だけ搬出し、お金にならないような木材は山に放置されてきましたが、そのお金にならないような木材でも薪にすればエネルギーを生むこともできます。私達の持っている山林資源は使い方次第ではもっと用途拡大に寄与できるものであり、新しい形のビジネスにする事によって、山の循環を取り戻す事ができます。

今私達が持っている自然と資源を活用し、共に生きていくことが私達の事業のテーマです。


 

2015年10月13日火曜日

山羊の小屋を作りました。


山羊の数が増えるに伴い、山での飼育をしていくことになりました。
そのための柵は、以前タケノコのためにワイヤメッシュでイノシシ除けしてある所をそのまま使い、中に小屋を作ることになりました。


まずは、山羊に新しい土地に慣れてもらうため、朝から夕方まで約二週間送り迎えしながら慣れさせました。

最初は慣れない土地にオドオドしてましたが、3日くらいで慣れていきました。


当初、二頭プラス購入を8頭で計画していましたが、購入先の都合もあり6頭になったので、小屋は元の計画のまま20頭まで入れるくらいで進めています。

とにかく資金が有り余っているわけではないので、出来る限り手に入りやすい物で作ることにしました。


山にある捨てられている木、商品にならず捨てられている部分を集めて柱に使います。


これだけの使える木が、場所によっては放置されています。

何かに活用したくて業務用のゴロン太という薪ストーブに活用していくことも考えていますが、ただ捨てるのはやはり勿体無いですよね。



杭を打ち、針金で固定していくだけの作りです。
後半に続きます。

ただいま山羊の購入のためのクラウドファンディング行っています。
ご協力お願いします。




2015年10月3日土曜日

山羊のクラウドファンディングにご協力ください

皆さんに是非ご協力をお願いしたいことがあります。


現在二頭の山羊を飼っていますが、頭数を増やすため購入をします。



5頭の山羊を購入し、長野に引き取りに行くための資金援助を、クラウドファンディングにて行って

いますので、皆さんご協力くださると有り難いです。


また、お知り合いにも広めていただけると有り難いです!

詳しくはreadyforのページをご覧ください。

https://readyfor.jp/projects/yagijyoso_yame

2015年9月24日木曜日

山羊のツノ


山羊のツノは、子供の時に除角と言って生えてこないように処理してます。

ツノの根元の細胞を焼いてしまうんですが、それでも一部は生えて来る場合があります。






そもそも個体差があって、全く生えてこない山羊もいるのですが、うちだとカンタは除角済みで、チョ

ロっとツノが出てきます。

ツノと言っても一部が伸びてくるだけなので、爪みたいなもの。

柵に頭ゴシゴシしてたらいつの間にかなくなってます。





両方出てきましたが、プラプラしてそのうち取れてました。

2015年9月17日木曜日

山羊のメイが、息を引き取りました。

9月15日、一番小さい山羊のメイが息を引き取りました。






他の二頭に比べると一月違いで生まれた事から体も小さく、引き取って来た時から体調も悪い時

が多かったのですが、餌をたくさん食べさせる事や、体調の変化に気を付けていたため一番手を

かけていた子でした。

しかし最近はは食べる量も増え、元気にしている事が多く安心し、大きく育ってくれる事を望んでい

ました。

先週の木曜日から、メイだけでなく他の山羊もお腹を下していて、それが体調不良の目安でもある

ので様子を見ていました。

しかしメイだけお腹を下したままの状態が続き、それでも多少回復してきているのでもう少し様子を

見てから判断しようと思っていたのですが、9月13日土曜日の夕方から、座って立つのがおっくうに

なっていきました。


動物病院が日曜は休みのところが多いのもあり、なんとか月曜日の9月15日までもってもらうしか

なく、様子を何度か見に行くことしか出来なかったのですが、翌日の9月14日の朝は歩けない状態

となり、座っていても安定しないで真横に倒れこむまで体調が変化したため、引き取りをした方に相

談したところ、羊麻痺ではないかという事でした。


蚊を媒体として、脊髄にウィルスが入り込む病気でフィラリアであり、食欲などは落ちないし元気で

あるが発症してしまうと四肢に力が入ら無くなり、死に至ります。

症状が出た時に薬を投与しても、元に戻るかはどこにウィルスが入り込んだか、山羊の体力など

絶対に回復するわけではなく、また、山羊自体が我慢強い性格をしているのもあり発症してから対

処をしても助かる山羊は一部です。

前もって予防接種をしておけばよかったのですが、羊麻痺の予防は他の二頭も含めてしていませ

んでした。

なんとか明日まで長らえてもらい、獣医師に見てもらう事を希望に、メイを他の山羊と隔離しそばに

付き添い、手から餌を与えていくと夕方には起こせなかった体を起こせるようになり、甘えてくるような

元気も戻って来た事から、もしかしたらなんとか…と、思っていました。

しかしその日の夜9時頃から、寂しい時に呼ぶような鳴き声が多くなり、その時間が30分に一度か

ら、少しずつ短くなっていきました。

僕は口元に水をあげて飲ませたり、体をさすって声をかけ続ける事しか出来ませんでした。

「頑張れ、生きろ、諦めるな。」という声に応えるように、少し落ち着いたら眠る、という繰り返しが続

きましたが、夜中の3時頃から泣くのが頻繁になり、声も細く高くなっていきました。


9月15日、朝方の5時頃、座って首を起こす事が完全にでき無くなり、首を抱えてさすってあげてい

ましたが、どんどん声は力なく、足腰も完全に力が入らない状態になっていきました。

そして最後は生きたい、生きたいというように息を吐き、朝方の6時頃に、ゆっくりと息を引き取りま

した。



ちょうど生後5ヶ月、体が大きくなかったので手もかかりましたが、小さくて可愛いため見に来た子

供にも人気が高く、おとなしくマイペースな子でした。



その日のうちに業者の方に後の事をお願いし、最後に

ごめんね、ありがとう

と言ってお別れしました。


生き物を飼っているのでこういう場面はこれからもあるのだと思っています。でも私はメイの事を一

生忘れないと思っています。





2015年9月11日金曜日

使い道のある木を活用して薪にする!

久しぶりの記事更新になります。

台風のあとかた付けなど色々ありまして・・・

少し前のことになりますが、8/25に九州に上陸した台風は、10年に一度くらいある九州の真上を通

るコースでした。

毎年何度も台風は来ますが、だいたい同じコースを通るため山の木とかの被害は少なく済みま

す。

木が折れたりしないわけではなく、山の中を同じ流れで風が通るため、決まったところに被害が出

て行き、それ以上の被害が出無くなっていくためです。

ところが、今回のような場合はいつもと違う風の流れになるため、結構被害が出る場合がありま

す。






それでも今回は家の横の桐の木が折れていた事や、






山の方も多少折れた木があったくらいでしたが、他の人の山は根こげ、と言って根っこからめくれ

上がるように倒れた木や、太い松が折れたりしてました。






近所の家も庭木のキンモクセイが倒れ、車の上に倒れこんだりしていたのでボランティアで処理し

てあげた代わりに、薪に使えないかと回収させてもらいました。

せっかく大きくなったのだから、何かに活用してあげた方が木に対してもいいだろうし、持ち主の人

も喜ぶのではないかと思ってます。

2015年8月23日日曜日

看板できました


以前より薪販売のため、家に至るまでの道が分かるように、看板を置ける場所を近所で考えてい

ました。

看板を設置するにはうってつけの場所が最近見つかり、先週より看板製作に取り組んでいました。

設置させてもらうのは付き合いのある製材所の建物で、道沿いにあり車から見た時に目に移りや

すい場所を貸していただけることになりました、。







製材屋さんの社長さんは付き合いのある方ですが、僕達が黒木町から自然を活かした新しい事業

をしようとしていることも気に入ってくれたようで快く許可を下さり、ありがたい限りです。







看板は余ったパレットを組み替えて額縁のようにして上にトタンを貼り付けたものにペンキを塗って

います。

雨が降るのを避け塗っていったので、1週間もかかってしまいました。

いかにもお手製、というシンプルな看板です。






これでたくさんの人に宣伝できたら良いなぁ。。。


見に来てくれたら良いなぁ。。。と、思っています。

2015年8月16日日曜日


だいぶ雨の無い暑い日が続いてますね。

気がつけばお盆になってました。

山羊も特に問題なく、健康に育っております。

夏休み中の地元の子供たち、さらにお盆で帰省している子供連れの家族がたくさん山羊を見に来

てくれました。



写真は近所の方の親戚の子供たちです。

お兄ちゃんと妹ちゃん二人とも山羊が気に入ったみたい。

なんと、三日連続で遊びに来てくれました。

妹ちゃんは最初山羊が怖くて恐る恐るだったけど、餌をあげるうちに近くで背中をナデナデできるく

らいまで慣れていました。

お兄ちゃんに山羊は気持ちいいところさすってあげると、おとなしくなって動きが止まるんだよ~

と教えると、どこが気持ちいいところなのかなぁ?って色々触って、山羊がおとなしくなるのを見て

面白がっていました。

家族4人、黒木でのんびり楽しんでいかれたようです。

喜んでくれて、こちらもすごく嬉しかった!

また来てくださいね!


2015年8月13日木曜日

4.薪割り



ここまでの工程を経て、ようやく薪割りの作業に入ります。





機械で割る方法もあるのですが、

私のコンセプトとして先行投資をせず(できない)いかに自分のできる範囲で始めるかというのがあ

るので、斧を使っています。

手割りの大変なところは容易に想像がつくと思いますが、重労働で、しかも危険なことです。

私が薪割りを始めた頃は、割ること自体は苦労はしなかったのですが、とにかく背中と手首が痛く

て仕方ありませんでした。

振り返ってみると、当時のフォームが悪かったからだと思います。

薪割りを続けていくうちにだんだんコツが分かって来ました。

少しそれを説明すると・・・

まず薪割りで大事なのは、いかにリラックスしてするかだと思います。

それにはフォームと経験がなによりも大事です。

薪割り初心者にありがちなのは腕で割ろうとしてるとこですが、実は大事なのは腕の力ではなく、

体全体を使って割ることです。

私はずっと薪割りを続けていて、疲れてきたときにそのコツが掴めました。

今まで無駄な力が入ってて、割っていたのが、疲れで力がちょうど良いくらいに抜けた状態で斧を

振りおろしたら、すごく楽に割れたのです。


詳しい薪の割り方はまた別の記事で紹介しようと思いますが、ここまでが薪を作るまでの工程で

す。

この後1年から2年かけて乾燥させて、実際に使える薪ができます。


2015年8月11日火曜日

木の伐採


次に伐採です。

木の伐採は林業経験者でベテランの人でも木に挟まれる、押しつぶされるなど怪我、死亡が起き

ていますので、一番慎重に作業していくところです。

必ず切る前に、切り倒した後の搬出や、木の重量のバランス(枝や傾き)を考え、木を切り倒す方

向をしっかり考えながらする必要があります。

間違った方向に倒してしまうと、人の上に倒れたり、傾斜地だと倒れた木が滑り落ちたりして危ない

上に、その後に運び出すのが難しくなります。


通常木の伐採はチェンソーで切り込みを入れながらクサビを打ち込み、全体のバランスを傾かせ

て更に切り込み倒すのですが、

樫やクヌギなど薪にする木の場合、木自体が重くクサビが効きにくいのに加え、広がっている枝の

バランスを把握しないと思った方向には倒れません。


有難いことに私の所では全ての薪を伐採して作っているわけではなく、既に伐採した間伐材をもら

うこともあります。

ちなみに下記の伐採してある木も、既に伐採してあった木で、有難く回収させて頂きました。



道を作る(山に入る)

薪が取れる山を見つけたら、次は山道についてです。


山にはたくさん使えそうな木があるのに、山道は凸凹なので入っていけない。

そんな事がよくあります。

山にある道は、個人の山ならば頻繁に使用する事もなく、さらにすぐ道がだめになってしまうので、

使う時に整備してから使う事もあるので、とりあえず通れればいいという事を前提に作られていると

ころが多いのです。

行く途中まではコンクリートで舗装されていても、山の入り口からは四駆でなければ入れない傾斜

の道なんて場合もあります。道があると聞いていても、実際に見にいくと、下記の写真のように林

業に使うキャタピラー付きの運搬車が登るのがやっと、というくらいの坂道だったり…







また、入っていけそうでも、坂道の場合や荒れている場合はタイヤが滑ったり、ぬかるんだりして危

ないので、石を敷いたりして道を作り、移動や搬出も考えて、安全面を確保する事が大事です。

実際に山を紹介してもらえるとか、木を引き取ってもいい、なんてお話をもらっても、木のある場所

まで入りきれずに諦める、という事もあります。

薪の取れる山を探す

皆さんはどのように薪を集めているでしょうか?

薪をどのようにして集めるかは色々な方法があると思いますが、ここでは私たちがどのようにして

薪作りに取り組んでいるかを紹介します。

まず、薪の取れる山を探すことです。

薪の取れそうなところを探し始めると、よさそうな木が生えているとか、取りやすそうな山は意外と

見つかります。

しかし、木を取るための交渉をどこの、誰に許可を取っていいのか分からないことが殆んどです。

知り合いから聞いた話では無断で人の山林に入り、薪を取ってトラブルになってしまう事もよくある

ようです。


私の所ではクヌギの林や、樫やシイが取れる山林があり、そこから薪を取っています。

また家業が林業なので、林業関係者から木の取れる山の情報、山主さんの紹介などもあり、あり

がたいことに薪を取る場所にとても恵まれています。




2015年8月7日金曜日

薪屋おすすめの保管方法


皆さんは薪の保管はどのようにされているでしょうか?

薪を保管してよい状態を保つのは、ストーブを痛めずに長く使うためにも重要なことです。

乾燥、保管に最も重要で基本的な事をご説明します。


・雨を避ける


濡らさないことが重要です

直接雨が当たらないような場所でも、コンクリート等で雨の跳ね返りが多いと、

薪と薪の間に水が入り込み、菌やカビの原因になります。

また、乾燥の進み具合も遅くなります。


・風を通す


風通しの良いことが水分を抜けさせるために重要です。

風の通る場所や風が抜ける積み方をしておく事が望ましいです。

また、地面に直接置くと湿気がたまり、水分が抜けにくく、菌やカビが発生しやすいです。

コンクリートブロックやパレットを敷くなど、隙間を作ってあげることも大事です。







・崩れ防止をする


薪は置いておくと水分が抜けていき、縮んでいきます。

重さが偏り、崩れることもあります。

積み上げた薪が崩れると危険なので、あらかじめ崩れ防止の押さえを用意しておくことをお勧めし

ます。







※使う前に・・・


薪の水分を計って20%以下になっていても、芯までしっかり乾燥していないことがあります。

薪を焚き始めるシーズン前に、薪を割って中の水分を計り、乾燥の状態を確認することをお勧めし

ます。

山羊の名前を決めました


山羊の名前、来て二ヶ月近くでようやく決まりました。
































手前から、一番小さい3ヶ月のメイちゃん(メス)


となりは4ヶ月のさつきちゃん(メス)


一番奥が4ヶ月のかんたくん(オス)


メイちゃんはマイペースなのんびりした性格。


さつきちゃんは人見知りが激しかったけど、なれたら一番の甘えん坊。


かんたくんはガキ大将だけど、一番のかまってちゃん。


みんなよろしくねー

2015年8月4日火曜日

良い薪と悪い薪

・乾燥



良い薪の特徴はよく乾燥していることです。

一般的に水分計で測った時に20%〜10%以下のものが良いとされています。

乾いていない薪を使用すると様々な問題が生じます。

⒈煤やタールが発生しやすく、ストーブ本体や煙突を痛める原因になります。

⒉薪に残っている水分が蒸発させるために周りの熱を奪うために、なかなか火力が上がりません。



(よく乾燥させた状態です)



(乾燥が不十分な状態)



・菌、カビ


多くの原木は野ざらしにしておくとすぐにカビや菌が発生してしまいます。

山積みの状態の原木は下の方が特に湿気が多いため、腐食が進んでしまいます。

菌が表面に出てしまっている薪は中の繊維に広く根が浸透している状態になっています。

こうなってしまうと、薪をスカスカにしてしまい、すぐに燃え尽きてしまいます。



(菌が入っていない薪です。)



(薪の切り口に、白や黒の菌が見えます。)



2015年7月30日木曜日

2015年7月18日土曜日

薪の販売

薪の販売について

各種薪は長さ36センチに揃えて切ってあります。

現在は斧にて手割りで、機械は使っていません。

大体の大きさで、大中小とサイズ分けしております。



樫の薪



国内で一番密度が高い木です。

とにかく硬く備長炭の原料とされる程、火の持ちがとても良くじっくりと燃えます。

¥28,000/㎥(税抜)


クヌギ、ナラの薪




薪ストーブや暖炉でよく使われる薪の定番です。

比較的手に入りやすく、樫と同じく硬い木で、火持ちの良い薪です。

¥28,000/㎥(税抜)


椎の薪






樫やクヌギに比べて軽めな木です。

樫に比べると火持ちは良くありませんが、火の付きが良く、炊き初めにはおすすめの薪です。

¥24,000/㎥(税抜)


※一回の配達は原則1㎥です。それ以上もしくは以下希望の方はご相談下さい。

※配達料として30km圏内は3,000円、それ以上は10km毎に1,000円頂きます。

※価格は2015年4月~2016年3月まで有効になります。、